交通安全対策の多くは、道路(線)や交差点(点)の問題解消等に主眼をおいて対策を行っています。これに対してゾーン(区域)で行う対策は、幹線道路等で囲まれた住居地域全体に交通規制や安全対策を実施することで、歩行者に優しい、安心して暮らせる区域をつくることを目的としています。
事故が起こりやすい状況や、事故にあわないための
対策をいっしょに考えてみましょう!
自動車と歩行者が衝突した場合、衝突時の速度が時速30kmを
超えると歩行者の致死率が急に上昇し、その後も速度が上がれば上がるほど
死亡率は上昇します。
衝撃のエネルギーは、速度の2乗に比例して膨れ上がります。
規制速度40km/hのところを60km/hで走行して衝突すれば、
速度が1.5倍でも衝撃のエネルギーは2.3倍になります。
たとえ道路がすいていても、規制速度を守って安全運転を心がけましょう!
規制速度を超過した交通事故件数に占める死亡事故件数の割合は、
そうでない場合の約9.2 倍となり、
規制速度の遵守が交通事故の発生と被害軽減に
大きな効果があることが分かります。
速度取締りにより死亡事故を14%、
負傷事故を6%削減する効果があることが確認されています。
警視庁では、安全で快適な交通社会を実現するため、速度取締りを含めた
交通違反の指導取締りを実施し、都内における交通事故を防止してまいります。
ゾーン30は、生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策の一つです。
区域(ゾーン)を定めて時速30キロの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における四輪車の走行速度や通り抜けを抑制します。
交通安全対策の多くは、道路(線)や交差点(点)の問題解消等に主眼をおいて対策を行っています。これに対してゾーン(区域)で行う対策は、幹線道路等で囲まれた住居地域全体に交通規制や安全対策を実施することで、歩行者に優しい、安心して暮らせる区域をつくることを目的としています。